
送迎会にちょうど良い居酒屋を探している方に
期間限定でさまざまなバーガーを半値にしている。
これだけ価格を下げながら、Hは一度もディスカウントという言葉を使っていない。
「価格を正常な状態に戻す」という意識のほうが強かったのだろう。
輸入肉を中心に使っているファーストフードでは、内外価格差があまりに大きすぎる。
水が低きに流れるように価格を下げるのが自然というわけだ。
もう一つは出店である。
一般にサテライトとよばれる小型店を急速に増やしている。
球場や劇場、各種ホール、学校、社員食堂などに出店し一日数時間の営業というケースもめずらしくない。
その結果、従来、ファーストフードチェーンの店舗数では2位だったが、95年度にMフードサービスの店舗数を抜いて一位に躍り出た。
一方のMフードサービスは品質にこだわっている点でよく知られている。
また、接客など店内サービスでは心配り、気配りを大切にしている。
品質については、素材へのこだわり、つくりたて、また健康を重視した商品開発に大きな特色がある。
素材でいえば、たとえば野菜である。
野菜は新鮮なものを使うために各店舗がその地域の八百屋から毎日、直接仕入れている。
レタスを氷水に入れてシャキッとさせている。
つくりたてを提供するために、注文を受けてからつくる。
そのつくり方を貫いている。
昼時、お客が並んだとしても変えない。
そのかわり、つくるスピードをアップする。
並んでいる人たちの注文を店員が先にとってゆく。
そして、列の一番前に来る頃にはでき上がっているようにする。
それが、おいしさを維持することにつながる。
商品開発ではライスバーガーを世に出した。
アメリカ生まれのハンバーガーの良いところを生かしながら、日本人の食生活の好みをミックスさせたのだ。
ミスマッチの素材を合わせて新しい味の世界をつくり出したのである。
特に90年に発売したきんぴらライスバーガーは大ヒットした。
健康食として注目されるきんぴらにベーコンと特選海苔を組み合わせたのである。
翌91年にはコンニャクをドリンクにした健康飲料であるMシリーズも出している。
おいしさと健康の共存を大切にしているといってよい。
素材や注文をうけてからつくることへのこだわりから製造コストがMやRなどに比べ高く、経営方針もあってMの仕掛けた価格競争に一切加わっていない。
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